四十路だけど ばかやろう

40歳のおっさんブログ。挑戦の記録。MEC食、FXトレード、アフィリエイト、読書、エッセイ、時に妄想!

日野原先生のおかげで、救われた命はどれほどか。

 人間ドックが好きではない。まあ、好きな人は少ないだろう。

 

 40歳になった私は、毎年人間ドックを受診することになる。職場からの余計なサービスだ。頼んでもいないのに。

 

 人間ドックを受診する必要性をあまり感じない。普段から食生活には気をつけているし、適度に運動もしているからだ。喫煙もしていないし、飲酒する習慣もない。

 

 人間ドックでは胃の検査で、バリウムを飲む。数回体験しているが、慣れることはない。体に入ってきた異物はいずれ体外へ出るのだが、その時も大変な思いをする。

 下剤を飲んでいち早く体外へ出そうとする人がいるようだが、その気持ちは十分にわかる。

 1日、2日と出すのが遅れると、白くてカチンコチンの塊が出てくる。その時の苦しみと言ったらない。そして、出てくるまでの間、バリウムがなんとも言えない違和感を下腹部に与え続けるのだ。

 

 誰がこんなことを好き好んで受けるのか、もうこの制度をやめてしまえばいいのに。

 

 人間ドックの受診結果が再検査と出た職場の同僚がいる。

 仕事をあまりしないし、できる方でもないのだが、人懐っこい性格で、誰にでも好かれている。

 

「癌だったりして」

 

 みんな、「冗談を言うな」とか、「そんなわけないだろう」とか、今思うと無責任なことを言っていたものだ。実際に誰もが、その後の結果を予想はしていなかったのだ。

 

 数ヶ月後、再検査の結果を人ごとのように教えてくれた。昼休みが終わって、みんなが自席につくタイミングだった。眠気が一気に吹き飛ぶ。

 

「腎臓癌だって」

 

 その場にいた、全員が凍りついた。

 

 結果、その同僚は1つの腎臓を全摘して、その後の経過も順調。元気に仕事をしている。まあ、正確には仕事はしていないのだが・・・

 

 そんな人間ドック、昨日亡くなった日野原重明さんが開設したものとのこと。なんてものを広めてくれたんだ、と言う思いもあるが、同僚が、癌を早期発見できたのは、人間ドックのお陰である。

 

 今度の人間ドックを受診するときは、日野原さんに感謝して、しっかりと受診できるかもしれない。多分。

 

 

 日野原さんは、生活習慣病の名付け親でもあるそうで、日野原さんに間接的に救われた人は、日本中にいるのだろうと想像した。経歴を見るとなんともパワフルな方だったのか。

 

 ご冥福をお祈り致します。

 

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